
ご挨拶
財団趣旨文
私達人類は、産業社会から情報社会へシフトさせ、その結果としてAI(人工知能)を生み出しました。AI は人間の予想を上回る急激な進化を遂げており、2025年にはシンギュラリティを向かえるという説もある昨今、AIが人間の知性を遥かに超えることは、もはや疑う余地がない状態です。このことは、私たち人間に究極の問いを突きつけています。その問いとは、「人間の尊厳とは何か」。この問いへの答えをだす準備ができていない状況を前に、AI の進化に対して危機的な観測を持って警鐘を鳴らす技術者も多くいます。このことは、「AI時代における人間教育の不在」を意味しています。
知能、記憶力、判断力、生産性など、あらゆる面でAI に劣る存在となりつつある人間に、今、最も必要なことは何でしょうか。
また、この時代がどのような時代を鑑みるに、SDGs、ESG、貧富格差、少子高齢化、地球温暖化、紛争、コロナウィルスパンデミックなど挙げればキリがなり現代社会。これらの問題を一掃し、人間がその可能性を最大限に発揮することができるための、「斬新な教育」が必要ではないでしょうか?
爆発的なモノの変化を創り続けてきた科学、本質的な問いを繰り返してきた哲学、そして最先端のスピリチュアルなどを総動員しても、「人間の存在意義」に対して答えをだせず、また人間同士の「真に協調性ある社会性の開発」も遅々として進む気配がありません。そして、未だに紛争や戦争に歯止めをかけられない現状です。
物質文明の大成功を成しとげた西洋のルネサンスのバトンを受けて「ネクスト・ルネサンス」をリードすべく1996年日本で、認識教育が産声をあげました。
800万年間脳の機能に負け続けてきた心の機能を反転させる認識教育を普及すべく、令和(Beautiful Harmony)にふさわしい「令和教育財団」を令和2年1月22日に設立しました。
AI 時代の人間の尊厳の危機における「新たな人間観・世界観の必要性」に対し、認識教育は「存在の根本原因」を示し、これを解決する教育として完成しています。
令和3年10月9日~11日令和教育財団後援のもと「第1回Dignity2.0国際カンファレンス」を大阪で開催。
令和4年10月8日~10日「第2回Dignity2.0国際カンファレンス」を北海道ニセコ町で開催。
本年11月25~27日は、福岡開催を予定し、2024年以降は、アジアから全世界へと展開していく予定です。
一般財団法人令和教育財団は、日本から世界基軸教育を広げていくことを力強く推進してまいります。
令和5年1月吉日
代表ごあいさつ
岩田 千佳
一般財団法人 令和教育財団 理事長
この地球上一人残らず幸せになるにはどうしたらいいのでしょうか。
これが私の人生の問いでした。

令和元年5月1日天皇陛下が御即位になり、「平成」から「令和」へと改元されました。
令和元年12月31日、新型コロナウィルスの初めての報道がなされて以来、新型コロナウィルスパンデミックの完全終息への道のりは今後どのようになるのでしょうか?世界を見渡せば、紛争は今だに途絶えておらず、これからの日本、そして世界はどこに向かって歩みを進めていけばよろしいのでしょうか。
内閣府が我が国は世界で最も高い高齢化率であると発表しているように、2025問題と言われる超高齢化、人口急減へ向かっています。地域格差が顕著化し、限界集落が全国的に広がりを見せています。スタグフレーションとも囁かれる昨今、子どもの貧困、高齢者の貧困という現実もあり、問題は山積みではないでしょうか。
何よりも、人工知能 AI の進化が目覚ましいこの時代、かつて人類が経験したことのない今の時代、どのようにして生きることが幸せと言えるのでしょうか。
「人間とは何なのでしょう?」
「人は何のために生きているのでしょうか?」
「すべての問題の根本原因はなんでしょうか?」
科学技術が人間の知能を超えていく現代、その答えなくして人間は幸せに生きられない時代に到達したのではないでしょうか。
全ての問題の根本原因が何なのかを規定し、解決策までを明確に体系化した教育を土台とし、尊厳ある社会を創りたい。その教育普及を目的として掲げ、透明性が高い財団を設立すべく「お金に対する人間の囚われ」を一掃したい。その思いで、世界基軸教育の普及を目的に、一般財団法人令和教育財団を設立いたしました。
広く皆様方からのご意見を賜りながら、当財団を育てて参りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和5年1月吉日
Dignity2.0国際カンファレンス代表
n Clinic 院長
岩田千佳
代表プロフィール
内科医師・日本心身医学会専門医・産業医
東京女子医科大学糖尿病センターで内科医として研修を始めた。
ストレスと疾患の関係性を学ぶため、日本心身医学会の専門医となる。摂食障害の若い患者さん達と向き合うことで、「生きるとは何か」という問いを突きつけられ、spiritual painの治療なくして病気の根本治癒は見込めないと実感。
その後、ホスピスケアを通して、spiritual careについて学び、” 根幹となる何か” があると実感した。ストレスと疾患の関係の研究と治療をするために、クリニック開業に至る。